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■ はじめに
図書館は大きく都道府県立図書館市町村立図書館とに分類されます。
地域によって様々ですが、おおむね次のような役割分担になります。
 『一般的な図書は市町村立図書館が所蔵し、専門的な図書を都道府県立図書館がフォローする』

洋書は残念ながら専門的な本として取り扱われていますが、
相互貸借に積極的な協力をおこなう図書館が増えているのは嬉しいことです。

ところで図書館は、在住者の利用状況をもとに購入図書を決定するそうです。
そして在住者の相互貸借は手続きを伴うため、利用者のニーズをより明確にあらわします。
ということは…
相互貸借は購入図書の大きな決め手になりそうです^^

こんなふうに相互貸借で利用者の声を図書館に届けながら 経済的に楽しく洋書を読んでいるうちに、市町村立図書館の蔵書が充実してゆくことでしょう。
たくさんの効果をもたらす相互貸借、依頼しない手はありません^^
(なお相互貸借については他分野の多読を実践なさっておられるかたの参考にもなればと思います。)

■ 概要 ■




■ 相互貸借(そうごたいしゃく)ってなあに?
■ 相互貸借とは 
相互貸借とは探している図書が地域利用図書館にない場合、同一県内で所蔵している図書館を探し出し、借り受けて利用者の方に提供する制度です。
さらに同一県内に蔵書がない場合は、県立図書館を通して他府県の所蔵館に借り受けを働きかけ提供を促進する仕組みです。

他府県図書館の所蔵図書を相互貸借する場合、費用が個人負担かどうかで読書の幅は大きく変化します。
ですので、ぜひぜひ利用する図書館に伺ってみてください。


■ 料金  
・同一都道府県内の場合…一般的に無料
・他府県から借受ける場合…個人負担は地域によってかわります。

英語多読者向け図書館・書店マップver2には相互貸借の利用情報が記入されている館もあります。
  この地図にない場合は、事前に利用館窓口等でご確認ください。
  (ご確認いただいた情報を地図に書き込みしていただければ嬉しいです^^)
▼例えば
地域 同一県内
他府県 備考
【京都府】
市町村立図書館
無料 送料片道 個人負担
・郵パック料金に従う 
600円以上
 
【京都府】
府立図書館
無料 無料 専門的な資料提供支援を目的とするため他府県依頼も無料。
※一般的な小説や実用書は市町村立図書館で直接利用するように促されます。
【奈良】
香芝市民図書館
無料 無料  
【滋賀】
甲賀図書館
無料 無料  
※在住利用者を対象に記載しています。通勤利用の場合はリファレンスカウンターで相談してください。
※借受先(所蔵館)によって図書の取扱い条件(例:館外貸出の可・不可など)が異なりますが、依頼をかけてもらわないとわかりません。
※相互貸借の場合、最寄市町村立図書館は「県内→県立図書館を通して他府県」というかたちで幅を広げて、依頼図書を探してくださいます。


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■ 公立図書館の利用 ■
■T 他府県との相互貸借の可否と利用者負担料金を問い合わせ 
下記のリンクを使ってお住まいにある図書館を探します。
『同一県内・他府県に対する相互貸借のそれぞれの個人料金負担の有無』を利用館窓口に問い合わせ、貸出しカードを作って利用開始です。
(相互貸借についてはHPに書いてあることもあります。)

日本図書館協会の図書館リンク集
・お住まいにある図書館を探してweb検索するのに便利です。
・基本的に同一県内の相互貸借は無料のはずですから、該当する県の横断検索が利用しやすいと思います。



※他府県立図書館との相互貸借の際、料金負担が不要の場合は下記の「 都道府県立図書館を利用する」も併せてごらんください。


■U 都道府県立図書館を利用する(〇〇県立図書館、〇〇府立図書館etc)  
都道府県立図書館を利用する場合
総合目録ネットワークに参加している図書館同士では安定した相互貸借ができます。


@上記リンク集の、利用地域にある横断検索を使って県内蔵書チェック。
  ※一般的な実用書や小説は最寄市町村立図書館の利用を促されることもあります。


県内になければ…
A総合目録ネットワークシステム
検索対象:国立国会図書館、都道府県立図書館の一部、政令指定都市立図書館の一部

検索にヒットしても貸し出し館の取扱い条件(例:館外貸出の可・不可など)でことわられることもありますがチャレンジする価値ありです。
国内公立図書館に存在する蔵書とわかっていれば、司書さんは利用者のために一所懸命探してくれます^^

それでもなければ…
BWANTED 全国公共図書館の横断検索
総合目録にない蔵書が公共図書館に所蔵されているかどうか、簡易チェックする場合に使います。


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■ ここに気をつければスムーズに相互貸借 ■

■ 相互貸借していただけるだけで ありがたい 
利用者としては読みたい本を充実してほしい。
図書館としては利用者の多い本を充実させたい。
英語の本を読むという実績が少ない今まで。洋書が少ないのはうなずけます。
相互貸借という方法で洋書(専門書etc)が気軽に手に入る制度を整えてくださった図書館に感謝です♪


■ 国内図書館に所蔵されているかどうか。
リファレンス依頼をする場合、あらかじめ所蔵館をチェックしておくと司書さんに頼みやすくなります。
『〇〇図書館にあるのですがダメですか;;』と寂しそうに、ダメもとで依頼だけでもお願いしてみます。
(たいてい依頼はかけてくださいます。所蔵館から断られたことはありますがチャレンジするほうがいいと思います)

※名作絵本は総合目録ネットワークで事足ります。
※名作はタイトル一致を最優先にして、
「本がない場合は イラストレータや出版社はこだわりません。」と書き添えておくと、
柔軟に図書を探してくださいます。


■ 他府県との相互貸借の場合、気長にまとう。
協力館の貸出し状況によって、送付されてくる時期がことなります。
地域図書館の本や購入本と組み合わせながら、気長に到着を待ちましょう♪


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■ 全国の所蔵をてっとりばやく把握できればいいなー  ■
■図書館には洋書絵本が多いです。
イメージをカラーで感じ取れる絵本は多読にとても役立ちます^^

■選ぶ絵本ですが、やみくもに検索するより
コルデコット賞などの受賞作品のほうが所蔵されていることが多いと思います。
私は多読初期、信頼できる多読ブックガイド第1版のYL(よみやすさレベル)を参考にして検索しました。

■蔵書確認という意味で、図書館で読んだ本を記事にしたサイトやblogは役立ちます。
図書館で借りて読みました」という一言がある場合は国内にある…ということです。

例えば、『都道府県内横断検索 → 総合目録ネットワークの検索』で蔵書を確認できなかった本を相互貸借で依頼したい場合、「図書館で読んだ人がいるらしいのですが、取り寄せてもらえるか調べてもらえませんか?」という感じでお願いできたり^^

※『都道府県内横断検索 → 総合目録ネットワークの検索』で蔵書確認する手順は、依頼側のマナーとして終えておくほうがよいと思います。

■ 所蔵の事実を知っていれば…ORT(Oxford Reading Tree)の実例

・例えばOxfordReadingTree
SSS掲示板で関東にOxfordReadingTreeの蔵書があるのを知りました。
そこで京都府立図書館で相互貸借をお願いしました。
「関東の図書館で読んだ、という話を聞きました」とお願いしたところ、
「所蔵館があるのですね」と言って引き受けてくださいました。

だめだろうなーと思っていましたが、
豊田市からやってきました。
所蔵の事実を教えてくれたSSS掲示板と相互貸借に感謝です。
ね、国内公立図書館にあるかどうかの事実って役立つでしょ^^



■ もしよければ 
長い間、タドキストの先輩方が掲示板をとおして図書館の洋書情報を交換し、
多読する人が図書館をより利用しやすいように道をつけてくださいました。

その時間や労力を費やして作ってくださった道にそって、
いま多読しておられる人が利用した洋書の記録を、さらに公開してくだされば、
今から始める人たちとも気軽に洋書の楽しさを分かち合えます♪

blogでも、掲示板でも「図書館でこんな本がよめたよー!」と書き込むだけで、たくさんの人が喜び、
そして、さらにみんなで奥深い図書館利用を探ってゆけるのではないかと目論んでいます。
もちろん相互貸借しているあいだに、洋書が各地域に整ってゆくほうが早いかもしれません。
共有してくださる皆様、ご連絡いただいて有難うございます^^



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下記の機関は上記リンクページをご参照ください。
 

  • 大学図書館
  • 大学・都道府県立・農林水産関係機関
  • 国際子ども図書館

おつきあい頂いて有難うございます^^
『図書館が便利なのもわかった。
便利な図書館検索サイトがたくさんあることもわかった。
けど…
どんなふうに相互貸借を利用すればいいの?』
と友人に聞かれました。

なるほどなーと思ってまとめてみましたが、お役に立てばと祈っています。
全国各地の図書館と相互貸借の関係、お気づきの点がありましたら、どうぞお知らせください。

図書館の利用方法を丁寧に教えてくださったSSS英語学習研究会の掲示板のみなさんと、
美術書多読をはじめた友人に感謝します^^

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